ANAのA380がロールアウト

ANAのA380がロールアウト

ニュース画像 1枚目:ロールアウトしたFLYING HONU
© AIRBUS S.A.S.
ロールアウトしたFLYING HONU

エアバスは2018年12月13日(木)、全日空(ANA)のA380初号機がハンブルクの塗装工場からロールアウトしました。機体記号(レジ)「JA381A」の塗装作業が進められており、ハワイで神聖な生き物として愛されるウミガメが描かれた「空飛ぶウミガメ」の意味をもつ「FLYING HONU」と名付けられたデザインです。

ANAホールディングスは、2016年にA380を3機契約し、日本の航空会社として初めてA380を受領する予定です。1機目の引き渡しは2019年第1四半期を予定しており、定期便への投入は2019年5月24日(金)で、成田発ホノルル行きにこの「FLYING HONU」1号機が使用されます。

このA380は新たにファーストを導入する他、エコノミーにはファミリーでくつろげる「ANA COUCHii(ANAカウチ)」を搭載しており、座席販売は2019年1月中をめどに開始される予定です。

ANAはA380を3機導入、初号機の機体カラーはブルーで、2号機がグリーン、3号機がオレンジです。このA380はエアバスが手がけた機体塗装の中でも極めて緻密で、16種の色彩を使用し、3,600平方メートルの機体表面の塗装に21日間がかかりました。

A380はハンブルクで客室装備が完了した後、地上および飛行試験の最終段階に入ります。客室内空気の循環や空調、照明、ギャレー、化粧室、座席、機内エンターテインメントシステムなどすべての客室システムを徹底的にテストし、機体性能テストなどを経て、トゥールーズへ戻り、ANAへの引き渡し準備に入ります。

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