カナダで2019年に新たなウルトラ・ローコスト・キャリア(ULCC)が誕生します。ウェストジェット共同創設者のティム・モーガンさんが率いる投資家グループが2018年12月20日(木)に発表したもので、チャーター便運航を主力事業としていたエナジェットを「超格安航空会社」にブランド変更し、新たな事業を展開します。就航時期は明確にしていないものの、2019年末には運航する見込みです。
カナダを拠点に、カナダ人旅行者を主なターゲットとし、シンプルな運賃体系と低コストを特徴に、カナダとアメリカを結ぶ広範なネットワークを展開する計画です。エナジェットがULCCへブランド変更するにあたり、カナダの投資家コンソーシアムや航空業界に特化したプライベート・エクイティ・ファンドのインディゴ・パートナーズから資金提供を受けています。
CEOはティム・モーガンさんが務め、ULCCに変貌する財務力、経験、運営に関する専門知識を使い、新たな選択と競争の拡大をめざします。
カナダではウェストジェットがサービス拡充に務める中で新たなULCCとしてスウープを設立、そのほかフレア航空もULCCを目指すなど、格安航空よりもシンプルでわかりやすい運賃で顧客を集める競争が激しさを増しています。