エアバス、航空機開発50周年 全ファミリー編隊飛行公開

エアバス、航空機開発50周年 全ファミリー編隊飛行公開

ニュース画像 1枚目:エアバス各ファミリーで編隊飛行
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エアバス各ファミリーで編隊飛行

エアバスは2019年5月29日(水)から7月17日(水)まで、同社初の航空機開発から50周年を迎えたことを記念し、これまでの技術開発に関わる出来事を紹介するキャンペーンを展開しています。キャンペーン初日は、エアバスの全ファミリーによる編隊飛行をトゥールーズ近郊で実施しました。フランス空軍の「パトルイユ・ド・フランス」もこの編隊飛行に参加しています。

編隊飛行に参加したエアバス機はA220の「C-FFDO」、A319neo「D-AVWA」、A330-900neo「F-WTTN」、A350-1000「F-WMIL」、ベルーガXL「F-WBXS」、A380「F-WWOW」の計6機でした。

エアバスは50年前の1969年5月29日(木)、パリ・エアショーで当時のフランスの運輸大臣とドイツの経済担当大臣が中距離向け双発ジェット旅客機A300を共同開発する合意書に調印しました。

エアバスのギヨム・フォーリ最高経営責任者(CEO)は、同社の歴史は欧州の統合を象徴するものでもあり、「50年間、情熱と革新によって、初めてのものを数多く生み出し、産業界に変革をもたらし、社会が前進するために力を注いできました」とコメントしています。

キャンペーンは、5月29日(水)から50日間、民間機やヘリコプター、宇宙、防衛などを紹介していくストーリーを毎日、公開します。キャンペーンを通じてエアバスは、炭素排出を削減する電気飛行や、デジタル化の促進、大都市の新しい空の移動方法など、航空宇宙業界の未来を作る方法を探求していきます。

なお、エアバスは1974年5月10日(金)、 A300B2-1Cの機体記号(レジ)「F-BVGA」をエールフランスに納入しました。このA300、A310のワイドボディ機で事業を開始し、1980年代半ばに単通路機に事業を広げ、ベストセラーとなるA320を開発しました。この成功を受け、1990年代にA330とA340を市場に投入し、コクピットの共通性の観点はA380、A350への開発につながっています。

期日: 2019/05/29 〜 2019/07/17
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