中部国際空港(セントレア)、羽田、関空、神戸、北九州、長崎、米子、那覇空港など海上、または空港周辺が海域で、2019年7月22日(月)から錨泊自粛海域を設定、試験運用を開始しています。
2018年9月に関西国際空港の連絡橋にタンカーが衝突した事故を受け、「伊勢湾・三河湾における台風避泊に関する調査研究特別専門委員会」が荒天時に船が錨をおろして停泊することを自粛する海域を新たに設けています。
このうちセントレア周辺を管轄する名古屋港海上交通センターでは、名古屋港高潮防波堤中央堤東端で風速12メートル毎秒以上の風が継続している場合に「走錨注意情報」を提供しており、注意情報提供中は空港から3マイルまでの海域で錨泊の自粛が求めれれます。
荒天時の走錨等に起因する事故の再発防止を目的に、海上保安庁が優先的検討対象として選定した海域における対応策を策定、順次運用を開始しているもので、台風シーズン到来を前に各空港周辺の海域で同様の対策、運用が行われています。