ジャムコは2019年11月12日(火)、航空機用内装品の製造で不適切な事案が確認され、国土交通省航空局から業務改善命令を受けたことに対応し、改善措置を提出しました。
航空局が1月から3月に実施した立入検査で、ジャムコとその子会社の宮崎ジャムコで航空機シートと内装品関連事などで不適切な検査業務が発生していた事象が確認されました。ジャムコは3月15日(金)付で第三者による特別調査委員会を設置し、当該事業に関わるジャムコと関連子会社の検査業務、品質管理全般で総点検を実施しました。
不適切な業務内容は、外注部門が委託先担当者の印鑑を保有し、押印漏れがあった場合の代印、記載不備などの際にジャムコの担当者が修正のため再発行した際の代印などが確認されています。また、2015年8月から9月の11日間、補用品の出荷前完成検査で、検査員の訓練生1名が検査を実施していました。
これらの再発防止策として、安全意識の再徹底とコンプライアンス教育の実施、安全管理体制と業務実施体制を抜本的に見直します。また、特別調査委員会の提言を受け、認定事業場以外の業務も、同様の再発防止策を実施します。不適切事案に関わる出荷済み製品は、安全性に影響がないことが確認されています。
ジャムコは安全管理体制と業務実施体制の抜本的な見直しに真摯に取り組み、品質第一とコンプライアンス重視を徹底する企業風土への改善を進め、再発防止策を確実に実行し、信頼回復に努める方針です。