ロシア空軍、中央軍管区に近代化改修したIL-18Eを追加配備

ロシア空軍、中央軍管区に近代化改修したIL-18Eを追加配備

ニュース画像 1枚目:IL-18E
© Минобороны России
IL-18E

ロシア航空宇宙軍は2019年12月3日(火)、IL-18Eをレニングラード州で近代化改修を実施したのち、中央軍管区のスヴェルドロフスク州、エカテリンブルクのコルツォボ空軍基地に追加配備しました。

近代化改修では、機体の一部が最新の装備に変更されたほか、通信、ナビゲーション、表示システムが最新システムに更新されました。このIL-18Eは、中央軍管区で司令部などで人員輸送に使用される予定です。

IL-18は、旧ソ連のイリューシン設計局が開発したターボプロップ4発の旅客機です。初飛行は1957年7月で、これまでに700機以上が生産され、旧東側諸国で旅客機に加え、派生型が電子偵察機、哨戒機として運用されています。

諸元は全幅37.4メートル、全長35.9メートル、イフチェンコAI-20Mターボプロップエンジン4基、最大巡航速度630キロメートル、航続距離6,500キロメートル、乗員2名、最大座席数122席です。

メニューを開く