B-1Bランサー、ティンカー空軍基地で機体寿命延長の修理開始

B-1Bランサー、ティンカー空軍基地で機体寿命延長の修理開始

ニュース画像 1枚目:B-1Bランサーが構造部を修理
© U.S. Air Force photo by Kelly White
B-1Bランサーが構造部を修理

アメリカ空軍は2019年11月22日(金)、オクラホマ州ティンカー空軍基地でB-1Bランサーの機体寿命延長修理を開始したと公表しました。寿命延長により、B-1Bは2040年代まで運用できるようになります。

B-1Bは、過去15年で対テロ戦争で激しい飛行を重ねてきました。想定していた以上に機体の構造にダメージを与えたため、構造的な修理を実施する判断に至りました。機体寿命を最初に迎えたB-1Bが10月から寿命延長の修理を開始し、約5,000時間、作業日数にしておよそ30日を費やして完了する予定です。2020年4月には、要員を50パーセント増員し、年に1機、約14,000時間で修理作業にあたる計画です。

B-1は、低空を高速で飛行、侵攻できる爆撃機としてロックウェルが開発し、1974年10月に初飛行しました。カーター政権時に開発中止の判断が下されましたが、レーガン政権が復活させ、これまでに100機が配備されています。イラクを空爆した1998年の「砂漠の狐作戦」で実戦デビューし、その後はアフガニスタンやリビア、シリアなどで実戦に投入されています。

期日: 2019/11/22から
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