統合幕僚監部は2019年12月16日(月)9時ごろ、那覇基地第5航空群所属のP-3Cが沖縄本島の南南西約180キロメートルの海域を北上する中国海軍艦艇、計4隻を確認したと発表しました。
内訳は、ルーヤンⅢ級ミサイル駆逐艦「155」が1隻、ジャンカイⅡ級フリゲート「578」と「601」の2隻、フチ級補給艦「890」が1隻でした。これらの艦艇は、沖縄本島と宮古島の間の宮古海峡海域を北上し、東シナ海へ向けて航行したことが確認されています。
ルーヤンIII級ミサイル駆逐艦は、中国海軍での名称は052D型駆逐艦です。満載排水量は7,000トン、全長156メートル、全幅18メートル、装備はVLS64セル、13センチ単装砲、フェイズドアレイ・レーダーを搭載、ヘリコプターは2機搭載し、「中華イージス」と呼ばれています。
ジャンカイⅡ級フリゲートは、中国海軍での名称は054A型フリゲートです。満載排水量は4,053トン、全長132メートル、全幅15メートル、装備はVLS32セル、76.3ミリ単装砲などヘリコプターは1機搭載しています。
フチ級補給艦は、中国海軍での名称は903型総合補給艦です。全長178.5メートル、最大幅24.8メートル、出力24,000馬力で、Z-8ヘリコプターを1機、搭載しています。