ロシア航空宇宙軍は2020年2月4日(火)、中国・武漢を中心とした新型コロナウイルスの流行で、避難希望者向けにIL-76MDをウランウデ空港から武漢に派遣し、避難民82人を乗せて帰国しました。
ショイグ国防相の指示で、2月1日(土)に開始された作戦はIL-76MDが5機、参加しました。避難したロシア国民は帰国後、健康監視が行われています。
IL-76MDは、ベースとなるIL-76が1971年3月に初飛行し、IL-76Mの改良型として搭載量が拡大しています。全長約46.6メートル、全幅50.5メートル、旧ソ連の構成国などで運用され、現在も改良型が生産されています。生産数は、960機以上です。