イギリス空軍F-35B、クイーン・エリザベスに英海域で夜間初着艦

イギリス空軍F-35B、クイーン・エリザベスに英海域で夜間初着艦

ニュース画像 1枚目:クイーン・エリザベスのF-35B
© RAF
クイーン・エリザベスのF-35B

イギリス空軍(RAF)のF-35BライトニングⅡが2020年2月10日(月)、イギリス海域で空母「クイーン・エリザベス(R08)」に夜間初着艦しました。北海で実施した夜間着艦訓練に4機が参加し、着艦信号士官(LSO)の資格取得を目的としており、第207飛行隊「ブラック・キャッツ」がサポートしました。

イギリス空軍は2019年にアメリカ東海岸で「Westlant 19」演習で夜間着艦訓練を実施しており、この試験実施時の成功を踏襲し、今回の訓練実施の成功に至りました。今回の訓練により、北海で空母を展開し、第5世代の戦闘機を配備する能力と技術を獲得したことに繋がり、世界のほとんどの国が持たない能力を確固たるものにします。

RAFは、F-35Bを18機保有し、30機を追加発注しています。「短距離離陸および垂直着陸(STOVL)」能力のあるF-35Bはイギリスに、高度なセンサーとステルス性能で、世界最高の戦闘機を提供します。

空母「クイーン・エリザベス」と「プリンス・オブ・ウェールズ(R09)」は、F-35Bを運用するために設計された世界初の空母です。2020年末までに空母の初期運用能力の宣言を目指しており、今回の夜間着艦訓練により、空母能力を活用した統合運用の展開につながります。

「クイーン・エリザベス」は2021年、第617飛行隊「ダムバスターズ」とアメリカ海兵隊のF-35Bによる初の展開を予定しています。

期日: 2020/02/10
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