海上自衛隊の護衛艦「たかなみ(DD-110)」は2020年2月26日(水)から、中東地域で情報収集活動を開始しています。これは日本船舶の安全確保に必要な情報収集活動で、那覇航空基地の第5航空群に所属する、2機のP-3C哨戒機が先行して活動を開始しています。
「たかなみ」は2月2日(日)、横須賀港を出港し、活動海域のオマーン湾、アラビア海北部およびバブ・エル・マンデブ海峡東側のアデン湾の3海域の沿岸国の排他的経済水域を含む公海に進出しました。この「たかなみ」には、大村航空基地の第22航空群所属のSH-60K哨戒ヘリコプターが搭載されています。
今回の活動を前に1月30日(木)には、横須賀基地で図上演習が実施されています。自衛隊による情報収集活動の円滑かつ的確な実施を目的とし、訓練項目は各級指揮官の情勢判断、部隊運用や情報伝達の要領などが実施されています。
なお、活動期間は12月26日(土)までを予定していますが、活動の継続が必要な場合は、改めて閣議決定されます。