水陸両用飛行艇AG600、2020年中に初の海上試験飛行の予定

水陸両用飛行艇AG600、2020年中に初の海上試験飛行の予定

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© FlyTeam TAOTAOさん
TAOTAOさんの航空フォト

中国航空工業集団(AVIC)傘下の中航通用飛機が開発中でボーイング737とほぼ同じサイズの大型水陸両用飛行艇AG600は、湖北省で2020年中に初の海上試験飛行を予定しています。

AG600は、老朽化した飛行艇SH-5の後継として開発中のターボプロップ4発の水陸両用飛行艇です。南シナ海のすべてをカバーでき、洋上哨戒や救難、消防や海洋調査などでの運用を目指しています。

初飛行は2017年12月に広東省珠海、2018年10月に荊門で最初の水上試験飛行をそれぞれ実施しました。2022年までに納入される予定です。

AG600は、最大離陸重量53.5トンです。2メートル以上の波に対応した着水能力と、最大50名を収容可能です。消防飛行艇として20秒で1度に12トンの水を汲み上げることができる能力があります。

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