オーストリア航空、需要減少で機材を再編成 A319と767も退役へ

オーストリア航空、需要減少で機材を再編成 A319と767も退役へ

ニュース画像 1枚目:オーストリア航空 A319
© オーストリア航空
オーストリア航空 A319

オーストリア航空は2020年4月21日(火)、需要の減少を反映した機材の再編成を発表しました。

新型コロナウイルス(COVID-19)により、オーストリア航空は3月18日(水)から運航を一時停止しています。完全に自由な旅行がいつ可能となるかを現時点で予測することはできず、2020年度は需要が25%から50%減少する見込みで、2021年度末までにはパンデミック以前の最大75%の需要に回復することが想定されています。パンデミック以前の水準まで回復するのは早くて2023年であるとも指摘しています。

これらを受け、需要に合わせた輸送量の調整として、既に決定している18機のDHC-8-400(Q400)の段階的な退役に加え、2022年までにA319の全7機、6機保有する767のうち3機を退役させます。767の退役する機材は、機体番号(レジ)「OE-LAT」「OE-LAW」「OE-LAX」の3機で、平均機齢が28年と古く、これらを退役させることにより、機材全体の現在の平均機齢15.4年が、14.6年に減少します。

オーストリア航空は現在約80機を保有しており、Q400の段階的な退役とA320の導入により、機体総数は70機に減少します。今回、A319の全7機、6機保有する767のうち3機を追加で退役させることにより、2022年の機数は約60機で、そのうち9機が長距離路線機を想定しています。退役となるのは主に小型機であるため、減少する輸送能力は約20%程度となります。

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