777Xの2号機が初飛行、操縦性や機体性能の試験項目を実施

777Xの2号機が初飛行、操縦性や機体性能の試験項目を実施

ニュース画像 1枚目:離陸する777X 「N779XX」
© Boeing
離陸する777X 「N779XX」

ボーイングは2020年4月30日(木)、777Xの2号機「WH002」の初飛行を成功裡に終えました。機体記号(レジ)「N779XX」を操縦したのは、 777Xプロジェクトに従事するパイロットのテッド・グレイディ機長と、777/777Xチーフパイロットのヴァン・チェイニー機長でした。

この初飛行はエバレットを離陸し、ワシントン州上空を2時間58分飛行し、現地時間14時2分にボーイングフィールドに着陸しました。「WH002」は、777Xの飛行試験を担う4機のうち2機目で、操縦性や機体性能のテストを実施します。機内には試験飛行のデータを収集する機器、センサー、モニターなどが設置されており、機内作業チームはテスト条件に対する機体の反応をリアルタイムに取得、文書化して評価を進めます。

777Xプロジェクトの試験飛行は、設計の安全性と信頼性を実証するため、地上と飛行中の包括的な一連のテストと条件を設定しています。初号機「WH001」のレジ「N779XW」が1月25日(土)に初飛行して以来、各種フラップ性能、速度、高度、システム設定でおよそ100時間を飛行しています。これにより、飛行エンベロープの初期段階の評価し、初期段階の耐空性が実証されています。

この実証を受け、飛行試験チームは、地上のモニターで確認できるデータや状況に限らず、機体に搭載される機器を通じ、搭乗する要員を増やし、現在の飛行距離を伸ばし、飛行試験を進めます。

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