カンタス・グループは2020年5月5日(火)、7月末までの大幅な運休・減便の延長と、5億5,000万ドルの資金調達を発表しました。
輸送量の削減は5月末までの予定でしたが、今回の運休・減便の延長により、6月と7月の搭乗者には代替案が提示されます。顧客からの要望を受け、カンタス航空とジェットスターのキャンセル時に返金されるトラベルクレジットは、今後の旅行の際に分割して使用できるように変更されています。なお、移動規制が解除されれば、比較的短期間で一部のフライトを再開する可能性もあります。
5億5,000万ドルの資金調達は、3機の787-9に対するものです。カンタス・グループは3月にも787-9を対象に10億5,000万ドルの資金調達を実施しています。純負債は58億ドルで目標の範囲内に収まり、現在の状況が2021年末まで継続する場合でも、様々な回復シナリオに対応する十分な流動性を保有していると説明しています。