2020年の航空会社損失は843億ドル、航空史上最悪の年に

2020年の航空会社損失は843億ドル、航空史上最悪の年に

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国際航空運送協会(IATA)は2020年6月9日(火)、新型コロナウイルス(COVID-19)からの打撃により、2020年の航空会社の純利益は20.1%相当の843億ドル減となり、航空史上最悪の年になるとの予測を発表しました。

1日当たりの損失は2億3,000万ドルで、2020年の乗客数が22億人と想定した場合、航空会社の損失は搭乗者1人あたり37.54ドルになると算出されています。これが政府の経済的支援が重要である理由だと、アレクサンドル・ドジュニアック事務局長はコメントしています。

なお、入国制限が撤廃され需要が増加するであろう2021年の損失は158億ドルにまで縮小されますが、パンデミック以前の2019年を大きく下回ることが予測されています。旅客収入は2019年比で3分の1以上減少し、航空会社は搭乗者1人当たり約5ドルの損失を被る計算になります。

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