カタール航空、空域閉鎖中の中東4カ国に50億米ドルの補償要求

カタール航空、空域閉鎖中の中東4カ国に50億米ドルの補償要求

ニュース画像 1枚目:カタール航空 イメージ
© Qatar Airways
カタール航空 イメージ

カタール航空は、中東4カ国がカタールに対して空域閉鎖を継続していることに対し、国際的な投資仲裁手続きを開始しました。空域閉鎖は不当として、カタール航空は少なくとも50億米ドルの補償を4カ国に求めています。

サウジアラビア、アラブ首長国連邦、バーレーン、エジプトは、2017年6月にカタールがイスラム過激派とイランを支持していると非難し、カタールと国交を断絶しました。

国交断絶により、カタール航空は大きな損害を被っています。4カ国の空域や空港の使用が禁止され、運航許可も取り消され、空域が使用できないため他の目的地に向かう際も迂回運航の必要があり、より多くの燃料費が必要です。

カタールは、対話を通じて紛争解決に努めたものの、3年間に及ぶ努力は実を結んでいません。また、7月中旬に国際司法裁判所がカタール航空に有利な判決を行ったことから、カタール航空は今回、法的救済措置に踏み切っています。

この記事に関連するニュース
メニューを開く