FLIGHT OF DREAMS、飛行機を建物に入れて展示するまで

FLIGHT OF DREAMS、飛行機を建物に入れて展示するまで

ニュース画像 1枚目:「FLIGHT OF DREAMS」に到着した「ZA001」
© FlyTeam News
「FLIGHT OF DREAMS」に到着した「ZA001」

中部国際空港(セントレア)の複合商業施設「FLIGHT OF DREAMS」は、787初号機「ZA001」を室内に展示しています。この施設を訪れる人たちの多くの疑問は、「この飛行機はどうやって建物に入れたの?」ですが、この疑問を解消する動画が公開されました。

ボーイングが製造した787初号機、「ZA001」は2015年6月22日(月)、中部国際空港(セントレア)に着陸し、駐機場で保管されていました。「FLIGHT OF DREAMS」の建設にあたり建物の骨組みが完成した後、2017年12月17日(日)に機体が施設へ搬入されました。全日空(ANA)の航空機牽引車両が約900メートルを牽引し、空港外周の愛知県道522号線を横断しました。移動経路にあたる空港の一部施設のフェンス、街路設備などは一時的に撤去されました。

建物の囲いに入った後、高さ約1.7メートルの台座に飛行機を設置するため、ボーイングの協力などを得て機体を持ち上げる作業を実施しました。この台座に乗せる作業は、世界的に珍しく、日米合同テクニカルチームを結成し、製造時や整備時に利用する専用ジャッキなどの機器をアメリカから空輸し、実現しました。

動画では、建物と機体の空間が数十センチしか余裕が無い中で実現した計画を詳しく紹介しています。

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