フェデックス・エクスプレス、ATR初の貨物専用機を受領

フェデックス・エクスプレス、ATR初の貨物専用機を受領

ニュース画像 1枚目:フェデックスに納入されたATR貨物専用機
© ATR
フェデックスに納入されたATR貨物専用機

フェデックス・エクスプレスは2020年12月15日(火)、ATRが製造した初の貨物専用リージョナルターボプロップ機を受領しました。ATR-72-600貨物機で、機体記号(レジ)「EI-GUL」として登録された初号機です。フェデックス・エクスプレス・フィーダーとして、ASLエアラインズ・アイルランドが運航します。

フェデックス・エクスプレスはATR貨物専用機を確定発注30機、オプション20機の契約を2017年に締結しており、その1機目です。この機材を皮切りにATRの導入を進め、フェデックス・エクスプレスは世界各地の中小企業に、速達性が高く経済的な航空貨物輸送の提供をめざします。

このATR-72-600Fは、大型貨物ドアを備え9トンの貨物搭載に最適化され、バルク貨物またはユニット・ロード・デバイス(ULD)のいずれも搭載できます。ULDモードではパレット5枚、または最大7個のLD3コンテナの搭載が可能です。

コクピットは最新のATR72-600スタンダード3アビオニクスが装備され、効率性向上のため継続的にアップグレードすることで、最新技術の導入が可能です。

ATRの貨物機は、旅客機から貨物専用機に改修された約130機が運航されています。最新のATR-72-600Fは、Eコマースが拡大する中、世界の郊外地域間を品物やサービスを輸送する手段として利用されます。

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