大韓航空、マイレージプログラム制度変更 2年延期

大韓航空、マイレージプログラム制度変更 2年延期

ニュース画像 1枚目:大韓航空 イメージ、画像は777-300ER
© 大韓航空
大韓航空 イメージ、画像は777-300ER

大韓航空はマイレージプログラム「スカイパス」の制度変更を2年間延期します。マイレージの加算率・特典航空券の引換マイル数に関する新制度は2023年4月から、エリート会員レベルの基準変更は、2023年の利用実績に基づいて2024年2月に適用開始します。当初の計画では、マイレージの加算率・特典航空券の引換マイル数の変更は2021年4月から、またエリート会員レベル資格基準変更は2022年2月からを計画していました。

新制度は、マイレージ加算率を多様化した予約クラスと航空運賃に基づいた基準も変更します。ファーストクラスとプレステージクラスの加算率は、それぞれ200%、300%に引き上げる一方、エコノミークラスでは、運賃の種類に応じて現在の3段階から4段階の基準を再設定し、段階に応じたマイル積算になります。

特典航空券の引換基準は、「地域別」から「飛行距離(マイル)」に変更されます。これにより国際線125路線のうち、64路線で必要マイル下がります。12路線は現状維持、49路線でこれまでより多くのマイルが必要です。短距離路線の必要マイル数は大きく引き下げられ、例えば韓国/青島・台北間のエコノミークラス往復特典航空券の引換には、現在30,000マイル必要ですが、青島線は20,000マイル、台北線は25,000マイルで交換可能です。

エリート会員レベルは、現在の3種類からシルバー、ゴールド、プラチナ、ダイヤモンドの4種類に細分化されます。資格取得の最低条件は、搭乗実績10,000マイルまたは搭乗回数10回になります。現在のエリート会員の最下位レベル「モーニングカームクラブ」の資格取得条件は、搭乗実績50,000マイル以上または搭乗40回以上に設定されており、制度変更後はエリート会員資格の取得が簡単です。

なお、スカイパスでは新型コロナウイルスによる影響を考慮し、エリート会員レベルの取得・維持としてカウントできるマイル数にスカイチームのフライトマイレージも含める方式に変更しました。2021年に期限が切れるマイレージの有効期限は、2022年末に延長しています。

この記事に関連するニュース
メニューを開く