ボーイング、KC-46A空中給油機15機を受注 計94機に

ボーイング、KC-46A空中給油機15機を受注 計94機に

ニュース画像 1枚目:横田基地に飛来したKC-46A
© U.S. Air Force photo by Yasuo Osakabe
横田基地に飛来したKC-46A

ボーイングは2021年1月20日(水)、アメリカ空軍からKC-46A空中給油機15機を受注しました。総額21億ドルの契約で、今回が第7ロットの発注分です。この契約により、ボーイングはKC-46Aタンカー計94機分の正式契約を済ませました。1月12日(火)の発表に続く契約です。

KC-46は、ボーイングが製造を手がける民間機のボーイング767-2C型機をベースに軍用に転用した機種です。空中給油任務をはじめ、人員、貨物輸送、医療輸送任務を含む多用途機として開発されました。シアトルのエバレット工場で179機の製造が見込まれています。

アメリカ空軍への納入は2019年1月に開始し、これまで42機のKC-46Aが引き渡しされています。現在はカンザス州のマッコーネル空軍基地、オクラホマ州のアルタス空軍基地、ニュージャージー州のピース空軍州兵基地、ノースカロライナ州のシーモア・ジョンソン空軍基地に配備されています。KC-46Aは、日本向けのKC-46空中給油機を含め、ワシントン州エバレット工場で製造されています。

ボーイングは2016年8月、初期低率生産として7機、12機で最初の2つの生産ロットを受注しました。第3ロットで2017年1月に15機分、第4ロットは2018年9月に18機分、第5ロットは2019年9月に15機分、2021年1月12日(火)に12機分をそれぞれ受注しています。

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