中東3航空会社、コロナ情報管理アプリ「IATAトラベルパス」試験導入

中東3航空会社、コロナ情報管理アプリ「IATAトラベルパス」試験導入

ニュース画像 1枚目:IATAトラベルパス イメージ
© カタール航空
IATAトラベルパス イメージ

カタール航空、エミレーツ航空、エティハド航空は2021年春までに、モバイルアプリ「IATAトラベルパス」の試験導入を開始します。トラベルパスは、新型コロナウイルスの陰性証明やワクチン接種情報などをまとめて管理、アプリの利用でワクチン接種情報を航空会社や関係当局と情報共有できます。国際航空運送協会(IATA)がスムーズな旅行を実現するため、普及を推進しています。

コロナ禍の海外渡航では、多くの国で入国資格制限や入国後の検疫措置が実施され、出発前のPCR検査の陰性証明の提示を多くの場合で求められます。デジタルパスポートと呼ばれる「IATAトラベルパス」は、各国の入国制限情報をまとめ、渡航に必要な条件を満たしているか確認できるとともに、陰性証明書などの旅行書類のデジタル管理が可能です。また、チェックイン時にアプリを通じてコロナ陰性情報を航空会社と共有でき、旅行手続きがスムーズになります。

各社の発表によると、カタール航空は3月から、エティハド航空は第1四半期中、エミレーツ航空は4月からの導入を予定しています。このうちカタール航空は、最初の導入路線をドーハ/イスタンブール線と発表しており、中東で最初にIATAトラベルパスの試験導入を目指しています。

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