岩国航空基地、モデルナ社のコロナ・ワクチン接種を開始

岩国航空基地、モデルナ社のコロナ・ワクチン接種を開始

ニュース画像 1枚目:ワクチン接種会場
© U.S. Marine Corps photo by Lance Cpl. Triton Lai
ワクチン接種会場

アメリカ海兵隊岩国航空基地は2021年1月26日(火)、基地内の海軍診療所で海兵隊と海軍の隊員にモデルナ社の新型コロナウイルスワクチン接種を開始したと発表しました。アメリカでは、医療従事者と災害・事故など緊急時に対応する人員「ファーストレスポンダー」がまずワクチンを接種する計画です。海外基地でも国防総省(DOD)のワクチン接種計画に基づき、ワクチン接種が進められています。在日アメリカ軍基地では、すでに沖縄の基地でも接種が始まっています。

岩国基地司令のランス・ルイス大佐は、「救命救急の最前線で対応している人々を確実に守ること」が最優先であると説明しています。 軍人は任意ながら強く推奨されており、医療の専門家にも接種が推奨されています。

また、ワクチンは、臨床試験を経た後、アメリカ食品医薬品局(FDA)の承認を得て、厳重な管理下で製造・配送され、接種できる環境が整っています。ルイス大佐は「一連の過程には信頼を置いており、ワクチンを受けるつもり」とコメントしています。

ワクチンの効果については、イスラエルでの接種事例で、推奨されている2回接種した場合、新型コロナウイルス検査で陽性判定が出た事例は0.01%との報告もあり、効果が期待されています。日本では在日アメリカ軍の基地が、新型コロナウイルスの流入地点になっているとの指摘もありましたが、日本国内よりも早期に接種を進め、安全保障や日米同盟に万全の体制で望む模様です。

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