シンガポール航空、IATAトラベルパスを試験導入

シンガポール航空、IATAトラベルパスを試験導入

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© シンガポール航空
シンガポール航空が導入したデジタル健康認証プロセスアプリ

シンガポール航空は2020年12月23日(水)から、世界で初めて国際航空運送協会(IATA)の「トラベルパス」をベースにしたデジタル健康認証プロセスの実証試験を開始しました。新型コロナウイルスの検査結果やワクチン接種情報を管理できるアプリです。QRコードで全ての情報を確認でき、空港でのチェックインやシンガポール入国時の手続きが迅速化されます。

このアプリは現在、ジャカルタ、クアラルンプール発のシンガポール行きの利用者に対応しています。両都市の指定された診療所でコロナ検査を受けると、QRコードが記載された健康証明書が発行されます。空港職員とシンガポール入国管理局はこのQRコードから証明書の有効性を認証し、渡航者がシンガポール入国に必要な条件を満たしているかを確認します。健康証明書はデジタルまたは紙媒体で発行されます。なお、QRコードがない従来の紙の証明書でも渡航は可能です。

シンガポール航空は今後、デジタルパスの実験結果を検証し、他路線にも適用を拡大するほか、2021年半ばにはこのデジタルパスをモバイルアプリ「SingaporeAir」に統合する計画です。

期日: 2020/12/23から
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