ダッソー・アビエーションは2021年1月29日(金)、フランスのフローランス・パルリ国防大臣と、ラファール12機の調達契約を締結しました。この契約は、フランス政府とダッソー・アビエーションがギリシャ空軍向けにラファール18機を売却する契約を締結したことに伴うものです。
ギリシャ空軍との契約は、フランス空軍で就役したばかりのラファール12機、さらにダッソー・アビエーションが製造した新型ラファール6機を納入する計画です。ギリシャ側は、2021年夏に機体納入を要望し、その納期に応えるため、フランス空軍がギリシャ空軍に、納入されたばかりのラファールを譲渡します。
ダッソー・アビエーションとフランス政府の契約は、ギリシャ空軍に提供するラファール12機を補完する目的です。今回の契約でフランス航空宇宙軍は、2027年から2030年に納入予定のトランシェ5を前に、ラファールを増強可能になります。また、タレス、サフランをはじめ、ラファール・プログラムに参画する500社のフランス企業には、新型コロナウイルスの影響で低迷する航空部門を支える契約になるとダッソー・アビエーションは評価しています。