航空会社の破綻で航空券の補償はほぼなし-スパンエアー、マレーヴ倒産で

航空会社の破綻で航空券の補償はほぼなし-スパンエアー、マレーヴ倒産で

ヨーロッパの旅行会社で作る団体ECTAAがスパンエアー、マレーヴ・ハンガリー航空の経営破綻による払戻し(refund)が6ヶ月経過後もないと発表しています。スパンエアーはスターアライアンス、マレーヴ・ハンガリー航空はワンワールドにそれぞれ加盟する航空会社でした。

国際航空運送協会(IATA)に加盟する旅行代理店はその払戻しを期待していますが、まだスパンエアー、マレーヴともに破産管財人とIATAの交渉で何も進展がないとしています。また、このような破綻で消費者を保護する法的な根拠がEUでは何も決められていないと批判。ECTAAでは、航空会社が破綻した場合、航空券の払戻しはほぼ無いに等しいと嘆いています。

日本では最近、格安航空会社(LCC)の搭乗で欠航について補償がないと騒いでいます。ところが大手航空会社でも、倒産した場合にはほぼ何も補償はなく、航空券は紙切れ同然ということにも注意が必要のようです。ヨーロッパでは航空会社の倒産が2012年に入り続いているので、搭乗にあたっては経営状況についても情報収集が不可欠です。

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