陸上自衛隊に導入されるV-22オスプレイ5機を搭載した船舶が2021年2月14日(日)、岩国基地に到着、陸揚げされました。この5機は2015(平成27)年度調達分3機、2016(平成28)年度調達分2機です。画像から「91707」「91708」が含まれています。輸送した船舶は1月24日(日)以降、アメリカから岩国基地に向けて出発していました。陸自は、オスプレイを17機体制とする予定で、すでに輸送された分を含め計7機になり、残りは10機です。
輸送された5機は今後、暫定配備される木更津駐屯地へ空輸されます。1機目の輸送時期は、3月上旬以降となる見込みと、防衛省は木更津市に伝えています。ただし、新型コロナウイルス等の影響もあり、時期がずれ込む可能性もあります。
空輸前に岩国基地では、アメリカ軍が輸送のために施された保護処置の解除、飛行前点検・整備、試験飛行が1機ずつ、実施されます。この作業のうち、飛行は1日あたり1機の予定です。1機あたり、全作業を終了するまでおよそ2週間程度かかる見込みで、アメリカ側が木更津駐屯地に輸送します。
なお、木更津駐屯地には、すでに2機のオスプレイが暫定配備されています。この2機は2020年4月15日(水)にアメリカを出港、同年5月11日(月)に岩国基地でオスプレイ2機が陸揚げされました。その後、7月に岩国航空基地から木更津駐屯地へ輸送されました。その後、11月から駐屯地周辺で飛行を実施しています。
陸上自衛隊仕様のオスプレイが2月14日、米海兵隊岩国航空基地に到着し、陸揚げした時の様子です。 pic.twitter.com/WQog6l3Pfw
— 在日米海兵隊太平洋基地 (@mcipac_jp) February 16, 2021