ボーイング、2021年第1四半期 商用機77機納入 19年同時期の半分

ボーイング、2021年第1四半期 商用機77機納入 19年同時期の半分

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ボーイングは2021年4月13日(火)、2021年第1四半期の納入機数を公表しました。これによると、民間商用機は77機、軍用機は改修を含め42機でした。商用機はコロナ禍、737 MAX問題の影響を受けた2020年第1四半期の納入機数50機より上回ったものの、2019年第1四半期の149機と比べるとおよそ半分に止まっています。

商用機は、737 MAXの納入が再開されたことを受け、ボーイング737ファミリーがコロナ禍の影響も比較的受けにくく、順調に納入が進んでいるとみられます。2021年第1四半期は、2020年第4四半期と比べ納入機数が倍増しています。

ただし、長距離機材の主力、ボーイング787ファミリーは引き渡し数が伸び悩んでいます。およそ5カ月にわたり納入が止まり、この機種の納入機数は前年同期から激減しています。787は機体の製造過程の再確認、特に機体後部の胴体を結合する部分の確認と再作業が進められていました。

納入再開された最初の787は、2021年3月27日(土)にチャールストン工場からサンフランシスコ空港にフェリーされたユナイテッド航空向けでした。4月に入り、韓国の新規航空会社のエア・プレミア、ユナイテッド航空にそれぞれ787-9を納入していますが、4月13日(火)時点で2機と再開のペースは、ゆっくり進んでいる模様です。コロナ禍の影響が直撃している長距離国際線に投入されることが多いためと想定されます。

■商用機の納入機数推移
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2021 第1四半期 商用機 納入機数
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