クイーン・エリザベス、アジア展開前の総仕上げ演習に出港

クイーン・エリザベス、アジア展開前の総仕上げ演習に出港

ニュース画像 1枚目:出港する空母クイーン・エリザベス
© Royal Navy
出港する空母クイーン・エリザベス

イギリス海軍のクイーン・エリザベス級空母「クイーン・エリザベス(R08)」とその空母打撃群(CSG)は2021年5月1日(土)、日本を含むアジア派遣を前に最後の演習に参加するため、ポーツマスを出港しました。空母打撃群を構成する45型駆逐艦のHMSダイヤモンド(D34)とHMSディフェンダー(D34)、23型フリゲートのHMSケント(F78)、HMSリッチモンド(F239)も同様に演習に参加します。815海軍航空隊(815 NAS)のワイルドキャットHMA.2もヨービルトン基地から離陸し、最終テストに参加します。

参加する演習「ストライクウォリアー」は、11カ国、軍艦20隻以上、潜水艦3隻、航空機150機が参加する大規模なもので、初の展開に向けた最終テストと位置付けられています。期間は2週間で、スコットランド北西部の海域でNATO加盟国による高度な作戦実行のシナリオに基づいて、各種演習を実施します。

イギリス空軍(RAF)第617飛行隊「ダムバスターズ」、アメリカ海兵隊の第211海兵戦闘攻撃中隊(VMFA-211)のF-35BライトニングⅡの第5世代戦闘機も搭載され、補給艦も燃料、食料、必要物資、弾薬を供給します。演習「ストライクウォリアー」は、空母打撃群が過去1年間に実施してきたアジア展開前の3番目かつ最後の演習で、全ての要求に厳しく複雑なレベルで対応し、総仕上げを行います。

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