キャセイパシフィック航空、2050年に温室効果ガス排出量 実質ゼロ

キャセイパシフィック航空、2050年に温室効果ガス排出量 実質ゼロ

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© キャセイパシフィック航空
キャセイパシフィック航空

キャセイパシフィック航空は、2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロとする方針を発表しました。持続可能な航空燃料の使用量増加、カーボン・オフセットの促進、運航効率の向上による排出削減の3本立てで、目標達成を目指します。

キャセイパシフィック航空は、一般廃棄物由来のバイオジェット燃料を製造するパイオニア、フルクラム・バイオエナジー(Fulcrum Bioenergy)社に出資。今後10年間で持続可能な航空燃料(SAF)を計110万トン、購入します。これは2023年以降、キャセイパシフィック航空が必要とする燃料の約2%にあたります。SAFは従来のジェット燃料と比較し、排出量を最大80%削減できます。

温室効果ガス排出を相殺する「カーボン・オフセット」では、搭乗者が自分のフライト分を現金やマイレージで相殺できるプログラム「Fly Greener」を導入。社員の業務渡航で発生する二酸化炭素の相殺プログラムなど、これまで計30万トン超の温室効果ガスをオフセットしています。

運航効率の向上では、燃費の良い新機材への更新、駐機中のエンジン使用の削減などに取り組んでいます。2030年末までに、地上における排出量を2018年比で32%削減する方針です。

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