ラタム・エアラインズ、767-300BCF追加 2023年に計21機

ラタム・エアラインズ、767-300BCF追加 2023年に計21機

ニュース画像 1枚目:LATAMカーゴ 767-300F イメージ (Jyunpei Ohyamaさん撮影)
© FlyTeam Jyunpei Ohyamaさん
LATAMカーゴ 767-300F イメージ (Jyunpei Ohyamaさん撮影)

ラタム・エアラインズ・グループ(LATAM)は2021年5月18日(火)、機材計画でボーイング767-300型ボーイング・コンバーテッド・フレイター(BCF)追加し、2023年までに最大21機を保有する計画を発表しました。3月に8機の767-300BCFを追加、5月にボーイング787-9型機4機、ボーイング777-200貨物機1機、計5機を発注キャンセル、そして今回は767-300BCFを2機追加し、将来の機材計画を調整しています。

LATAMは767-300BCFを2021年から2022年にかけて4機受領、2022年から2023年にかけて6機受領します。現在11機体制ですが、今後3年間で10機のボーイング767-300BCFを導入、貨物機の保有機数を増やし、2023年までにこの機種は21機となる予定です。この計画で、LATAMグループの貨物機は搭載量が現在の約2倍に拡大し、機齢の平均は17年から14年になります。

今回の計画変更について、LATAMカーゴは新型コロナウイルスのようなパンデミックに直面しても、航空貨物分野で利益を伴う成長が可能と判断。767-300BCFを導入することで効率性が向上し、機数増加による運用の柔軟性も拡大、成長機会につながると説明しています。

LATAMカーゴは、北米と南米の輸送力を重視しており、コロンビアとエクアドルから花の輸出、チリからサケの輸出入など、季節要因の高い輸送ニーズについてもチャーター便の運航などを含め、対応することが可能になるとしています。

なお、LATAMは貨物専用機の改修までのタイムラグを埋めるため、767-300ER旅客機の一部で、座席を取り外し、最大46トンの積載量を確保できる仕様を運航しています。すでに2機が座席を取り外しており、さらに1機も2021年第2四半期には座席を取り除き、貨物需要の増加に対応します。

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