シンガポール航空グループのリージョナル路線を運航するシルクエアは、2021年5月6日(木)にMI411便カトマンズ発シンガポール着を運航し、自社便での運航を終えた模様です。シルクエアは親会社のシンガポール航空に吸収され、これに伴い路線は格安航空会社(LCC)のスクート、シンガポール航空の2社に段階的に移行されていました。
シンガポール/カトマンズ線は5月末にシンガポール航空へ移管される予定でしたが、新型コロナウイルスの影響によるネパール政府の措置を受け、当初予定より早く定期便の運航が終了になったと見られます。
シンガポール航空は2018年にシルクエア・ブランドをシンガポール航空に吸収する計画を発表。順次、路線の移管を進めてきました。統合はコロナ禍前から計画的に実施されてきており、2021年3月にはボーイング737-800型機がシンガポール航空の塗装に塗り替えられ、お披露目されていました。シンガポール航空によるボーイング737ファミリーの運航は1980年8月以来、約40年ぶりでもありました。
今後、コードシェア便なども整理され、日本にも路線を展開したシルクエアの運航が近く、完全に終了するとみられます。