747-8やA380の超大型機、コロナ乗越え続々と空へ

747-8やA380の超大型機、コロナ乗越え続々と空へ

ニュース画像 1枚目:レトロ塗装が施されている747-8I 「D-ABYT」 (黒柴さん撮影)
© FlyTeam 黒柴さん
レトロ塗装が施されている747-8I 「D-ABYT」 (黒柴さん撮影)

コロナ禍で地上で保管されていた大型機が再び、運航ラインに戻ってきています。ルフトハンザドイツ航空のレトロ塗装、機体記号(レジ)「D-ABYT」は2020年3月28日(土)にマニラ発フランクフルト行きLH343便を運航して以来、実に432日ぶりとなる2021年6月3日(木)にフランクフルト発サンパウロ行きLH506便を運航。ルフトハンザは保有する747-8インターコンチネンタル19機のうち、10機を定期便に投入しています。

このレトロ塗装機は2015年3月25日(水)に引き渡しされた18機目の747-8Iで、当初から特別塗装機として運航されています。1955年に現在のルフトハンザドイツ航空として運航を開始し、その60周年を祝う塗装で、1970年代に747-100または747-200に施された塗装を再現しています。かつてレジ「D-ABYT」を付けていた747-200Mは、現在の747-8I「D-ABYT」が纏う塗装が施されていました。

ニュース画像 1枚目:エミレーツ航空 A380 イメージ
© エミレーツ航空
エミレーツ航空 A380 イメージ

エミレーツ航空は、エアバスA380型機を6月3日(木)から、ドバイ/バーレーン線の定期便に投入しています。これまでボーイング777-300ER型機で運航してきたEK839、EK840便をファーストクラス14席、ビジネスクラス76席、エコノミークラス417席、計507席のA380に機材を大型化します。この路線にA380が投入されるのは初めてです。

A380での運航には、受け入れ空港側の対応も必要で、バーレーン国際空港はこの機種を受け入れる準備が整いました。さらに、アラブ首長国連邦(UAE)とバーレーン王国は観光客、旅行者向けに国境開放を再開しており、双方向でコロナ禍に実施されていた検疫を受けることなく、往来が可能になっています。

エミレーツ航空はA380への機材大型化に加え、777-300ERでEK837、EK838便もドバイ/バーレーン線でデイリー運航し、1日2往復便を運航します。このA380への機材大型化で、夏の時期にバーレーン発着の需要増に対応し、ドバイでの乗り継ぎをスムーズにする方針です。

大型機には苦難の時期が続いていますが、ワクチン接種が世界的に進んで来ている中、徐々に大型機が活躍する場面が増えて来ているようです。

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