アフガンでハードランディングも任務遂行したペイブホーク「401」退役

アフガンでハードランディングも任務遂行したペイブホーク「401」退役

ニュース画像 1枚目:嘉手納基地でラストフライトを終えた33RQSのHH-60Gペイブホーク「26401」
嘉手納基地でラストフライトを終えた33RQSのHH-60Gペイブホーク「26401」

アメリカ空軍嘉手納基地は2021年7月1日(木)、HH-60Gペイブホーク「26401」が28年間の飛行を終え、退役したと発表しました。最後のフライトは、6月22日(火)でした。このペイブホークは「401」と呼ばれ、1993年に第33救難飛行隊(33RQS)に配備されました。それ以来、人道、戦闘、捜索・救助任務と幅広く従事し、嘉手納基地に配備されているペイブホークでは初めての退役機です。

33RQS配備後、朝鮮半島はじめ、アフガニスタン、アラスカ、インドネシア、フィリピン、グアムなど28年間にわたり、さまざまな任務に従事してきました。33RQSは、この機体への不満はないものの、酷使してきたことで老朽化したと説明しています。派遣された多くの地点は腐食が進む環境にあり、通常は故障しがちな機体になるものの、「401」は頑丈で任務の役割を果たしたと高く評されています。

ニュース画像 1枚目:2005年、スリランカに派遣された際の任務の様子
2005年、スリランカに派遣された際の任務の様子

整備部隊は、同一機種であっても全て同じように作られている訳ではなく、さらに交換した部品の製造方法、機体の保管方法、飛行頻度などにより、固有の機体の信頼性は変わるとコメント。その中で「401」は、退役直前の2020年に問題発生はなく、任務に当たっていました。

この「401」は、アフガニスタンで医療搬送の任務時、ハードランディングを経験しています。この事案は、重力の11倍の力で不時着したもので、すぐに機体の損傷状況、避難者の医療ニーズを把握し、総合的な判断から診療所へ医療輸送を実施しました。ハードランディング事案の翌朝の確認で、客室内の重要な多くの構造部に損傷を受けていたものの、24マイルも飛行したことが判明しました。

このインシデント後、1年間の修理を経て、「401」は再び空に戻り、本来の救助活動に従事しました。2011年に発生した東日本大震災の際には、人道的な任務「トモダチ作戦」に従事し、捜索・救助活動、食料・水の供給、放射能検出のための大気サンプリングなども実施しました。

ニュース画像 2枚目:ラストフライト前の準備
ラストフライト前の準備

「401」は退役後、地上指導訓練機としての任務が待ち受けています。整備士の資格取得やアップグレード訓練の機会を提供する地上教習機として役割を果たします。退役までは通常、飛行時間で判断され、その中でも功績ある機体は博物館での展示に至り、その他の機体は部品取りとなりますが、「401」は新たな任務を与えられ活躍を続けます。

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