KC-46A、センターライン・ドローグ・システムをICR宣言

KC-46A、センターライン・ドローグ・システムをICR宣言

ニュース画像 1枚目:F/A-18FスーパーホーネットにCDSで空中給油
© Photo by Lt. Zach Fisher, U.S. Navy
F/A-18FスーパーホーネットにCDSで空中給油

アメリカ航空機動軍団(AMC)は2021年7月9日(金)、KC-46Aペガサスのセンターライン・ドローグ・システムについて部隊の空中給油要件を満たすとして暫定的な能力獲得(ICR)を宣言しました。この宣言は、6カ月間にわたる運用とプログラム評価を経て、センターライン・ドローグ・システム(CDS)の使用は軍が規定した各種条件を満たしたことが確認されたことを表します。評価期間中にはCDSを使用し、アメリカ海軍のブルーエンジェルスに給油したこともあります。

アメリカ空軍KC-46Aの空中給油は、フライングブーム式、プローブアンドドローグ式の2形式に対応。今後も初期作戦能力(FOC)宣言に向け、戦闘機や爆撃機、輸送機による空中給油を続け、訓練、演習、デモンストレーション、慣熟訓練を継続します。今回のICR宣言はFOCに向けた能力獲得の1つで、データに基づいて段階的に能力を認証し、運用能力を完全な状態に近づけます。

KC-46Aでは、さまざまな問題点が現段階で指摘されていますが、FOC宣言に向けて1つずつ着実に改良が加えられています。空中給油ブームでは、A-10サンダーボルトに対応する作動が確認できていないほか、空中給油用カメラが太陽との位置関係で不鮮明になり、ブームが受油機に接触する可能性があるなどが指摘されており、改良が進められています。

KC-46AはのFOC宣言は、こうした一連の不具合解消まで達成されず、空軍では数年かかるとみていますが、ICR宣言によりその能力を高めています。

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