アメリカ空軍の第931空中給油航空団(931 ARW)が2020年7月1日(水)、アメリカ海軍のアクロバット部隊「ブルーエンジェルス」に初めて給油を実施しました。KC-46Aペガサスがブルーエンジェルスに給油する機会はこれが初めてでした。
KC-46AはKC-10で実証済みの近代的なフライ・バイ・ワイヤ・ブームを採用し、フライングブーム、プローブアンドドローグのいずれにも対応し、ブルーエンジェルスはドローグでの給油を受けた模様です。KC-135ストラトタンカーでの給油時は、受油機側の対応が必要でしたが、これも必要ありません。
KC-46Aは、フライングブームと翼下空中給油ポッドシステム(WARPs)、ブーム横の後部胴体下面からセンターライン・ドローグシステム(CDS)を装備し、4箇所の給油ポイントを備えています。なお、フライングブームとCDSは併用できません。