香港国際空港(HKIA)で2021年9月7日(火)、第3滑走路の舗装工事完了の記念式典が開催されました。滑走路を3本体制での運用に向けた大きな節目にあたります。これにより、2022年に当初の計画通り、滑走路の供用開始を予定しています。
香港国際空港の第3滑走路の建設は、2016年8月に着工。現在、運用されている2本の滑走路のうち、北側の07L/25Rのさらに北を埋め立て、650ヘクタールの土地を形成しました。その後、滑走路の舗装工事が進められていました。
今後、香港国際空港での開発はターミナル2(T2)の拡張、T2コンコースの建設、新たな自動無人運転システム、高速手荷物処理システムなどの導入が進められる計画で、これらの投資事業についても2024年に予定どおり、予算内で完了する予定です。一連の拡張が終了すると、香港国際空港は年間旅客数がおよそ1億2000万人、年間貨物量はおよそ1,000万トンの取り扱いに対応できるようになります。
さらに、空港旅客ターミナル内には小売、飲食の店舗、レジャー施設などを備えた空港都市の開発が進められる計画があります。オフィスタワー、ロジスティクスセンター、アリーナなども建設される予定で、これらの付随施設は2023年から2027年にかけて段階的に進められる計画もあります。