エミレーツ、五輪出場300頭超の馬たち 計16便で日欧間を輸送

エミレーツ、五輪出場300頭超の馬たち 計16便で日欧間を輸送

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エミレーツ・スカイカーゴ ボーイング777F

エミレーツ航空の貨物部門、エミレーツ・スカイカーゴは東京2020オリンピックで開催された馬術競技の出場馬のチャーター輸送が成功裏に終えました。ベルギーのリエージュ空港から羽田空港へ316頭、羽田からリエージュまで323頭の馬たちを輸送し、7週間で合計16便を日本とヨーロッパ間で運航しました。1回のフライトでおよそ100トンを輸送できるボーイング777貨物専用機(F)で往路、復路とも8回のフライトを運航しました。

エミレーツ・スカイカーゴは、2021年7月13日(火)に初便を運航し、9月2日(木)の最終便まで7週間をかけて、計16便を運航。使用された航空機は、777Fの機体記号「A6-EFH」「A6-EFK」の2機でした。運航時には、9名から11名の飼育員が同乗し、フライト中は特別に設置されたストールの中で過ごす馬たちへ食事と水を与える世話にあたりました。計157名の飼育員が、羽田/リエージュ間のチャーター便に搭乗しました。

ニュース画像 1枚目:馬の輸送はピーデン・ブラッドストック社が支援
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馬の輸送はピーデン・ブラッドストック社が支援

この集中輸送にあたり、エミレーツ・スカイカーゴはピーデン・ブラッドストック社と国際馬術連盟(FEI)と細部にわたる調整を1年半をかけて、運航の詳細を決定。馬たちが機内で快適な環境で過ごし、到着後はすぐに国際競技大会で活躍できるように配慮された調整が行われました。さらに、エミレーツ・スカイカーゴは羽田空港での馬の貨物輸送が初めてのことで、馬の積み降ろしをスムーズにできるよう関係当局との調整も済ませました。

エミレーツ航空は、タイトル・スポンサーとして競馬イベントを支援し、過去20年にわたり、世界各地のスポーツイベントにあわせた出場馬の輸送実績を積み重ねています。なお、オリンピック馬術競技は、東京・世田谷区の馬事公苑、江東区の海の森公園で開催されました。

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