エアバス、スペイン空軍とA330 MRTTの改修を正式契約

エアバス、スペイン空軍とA330 MRTTの改修を正式契約

ニュース画像 1枚目:スペイン空軍 A330 MRTT イメージ
© AIRBUS
スペイン空軍 A330 MRTT イメージ

エアバスとスペイン国防省は、エアバスA330多目的空中給油機(MRTT)3機について、正式に契約を締結しました。スペイン政府は2021年9月下旬、イベリア航空で使用されていたA330型を3機購入、MRTT改修を承認していました。エアバスとスペイン国防省の契約では、イベリア航空からの機体購入だけでなく、パイロット、乗務員、メンテナンスなど各スタッフ向けの訓練、3機の基地での保守サービスも含んでいます。

イベリア航空から、スペイン空軍へ1機目が今週中にも引き渡しされ、MRTTへの改修作業が始まります。MRTTへ改修された機体の1機目は、2023年に納入される予定で、契約した3機目の納入は2025年の予定です。改修作業は、エアバスの工場が所在するスペイン・ヘタフェで実施されます。

スペイン空軍むけのA330MRTTは、ホース&ドローグ給油システムの搭載だけでなく、機内に航空医療輸送(MEDEVAC)の対応キットが装備されます。改修を終えたA330MRTTは、マドリードのトレホン・デ・アルドス空軍基地に所在する第45航空団が運用する予定です。

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