エアバス、リース会社からA350貨物機の初発注獲得

エアバス、リース会社からA350貨物機の初発注獲得

ニュース画像 1枚目:エア・リース・コーポレーションが発注した各機種
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エア・リース・コーポレーションが発注した各機種

エアバスとエア・リース・コーポレーション(ALC)は2021年11月15日(月)、計111機のエアバス製航空機の発注を契約しました。契約した機種の内訳は、A220-300が25機、A321neoが55機、A321XLRが20機、A330neoが4機、A350貨物機(F)が7機です。今回の契約は、発注意思の署名(LoI)で、今後、確定に向けて詳細が詰められます。確定すると、ALCのエアバスへの累計発注機数は計496機にのぼります。この契約では、エアバスが2021年7月にA350の新たな派生系として、A350貨物専用機(A350フレイター)を正式に承認し、初めての契約獲得となります。

今回のALCによる発注は、航空会社が保有機材を新型機で更新する需要に対応するもので、エアバスとALCは発注機数の調整・最適化に取り組んできました。契約した機種は、航空会社との協議を経て、需要の高い機種が選定されています。この契約では、特にエアバスが開発を正式に発表したA350Fです。リース先の企業は発表されていませんが、ALCはローンチカスタマーとなります。

さらにこの契約で、エアバスとALCは持続可能な航空開発プロジェクトを進めるため、数百万ドルの基金による「ESGファンド」を創設することで合意しました。このファンドは今後、他のリース会社・ファイナンス企業の参画を得て、航空会社の調達を支援します。

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