フィンランド、次期戦闘機にF-35AライトニングII選定 64機調達へ

フィンランド、次期戦闘機にF-35AライトニングII選定 64機調達へ

ニュース画像 1枚目:F-35AライトニングIIとF/A-18ホーネット
© Finnish Air Force
F-35AライトニングIIとF/A-18ホーネット

フィンランド政府は2021年12月10日(金)、フィンランド空軍の次期戦闘機を決定する「HXチャレンジ」で、ロッキード・マーティン製F-35AライトニングIIを選定しました。F/A-18C/Dホーネットの後継となる次期戦闘機「HXチャレンジ」は2015年に始まり、ユーロファイター・タイフーンFGR.4、ダッソー・ラファール、ボーイングF/A-18E/FとF-35Aの4機種が入札に参加していました。

フィンランド政府はF-35AブロックIVを64機、調達します。この調達では、運用環境に合わせた兵装、導入に必要な訓練、整備、関連システム、2030年末までの維持・メンテナンスサービスを含むものです。

ニュース画像 1枚目:フィンランド政府の発表
© Government of Finland
フィンランド政府の発表

F-35の選定には、安定供給、軍需産業の参加度合い、価格の手頃さといった要件が考慮されました。さらに軍用機としての能力では、戦闘・偵察・生存の各種能力はF-35が最も高く、選定に最も適した機種と評価されました。

フィンランド空軍は、F/A-18C/Dホーネットを2025年から、計画的かつ段階的に退役を進めます。導入するF-35は2025年に初号機が納入され、アメリカにパイロットを派遣し、訓練を開始します。フィンランドでの配備は2026年を予定しており、2028年から2030年にかけて、ホーネットを更新します。

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