ロシアIL-20M情報収集機、12/14に太平洋まで飛行 空自機が対応

ロシアIL-20M情報収集機、12/14に太平洋まで飛行 空自機が対応

ニュース画像 1枚目:2021年12月14日、太平洋を飛行したIL-20M情報収集機「RF-75936」
© 航空自衛隊
2021年12月14日、太平洋を飛行したIL-20M情報収集機「RF-75936」

統合幕僚監部は2021年12月14日(火)、ロシア機IL-20が日本海、オホーツク海、太平洋を飛行したことから、航空自衛隊の戦闘機が対応したと発表しました。ロシア機の飛行に伴う日本領空への侵入などはありません。

飛来した航空機は、IL-20M情報収集(ISR)機です。ロシアからサハリン島の上空を通過し、択捉島から南下し、北海道の釧路沖から福島県の南部まで飛行。方向を180度変え、同じ経路でロシアに戻りました。

統合幕僚監部が公開した画像によると、機体の識別番号は「RF-75936」でした。この機体は2020年6月、11月にも日本周辺での飛行が確認されています。

IL-20Mは、イリューシンが開発した長距離向けのターボプロップ機「IL-18」を情報収集機に改造した機体です。全長37.40メートル、全高10.17メートルで、最大巡航速度は時速675キロメートルです。

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