ターキッシュ・エアラインズ(Turkish Airlines)は、機体の社名表記をトルコ語「Türkiye Hava Yolları」に変更するかもしれません。ウクライナ情勢では「キエフ」から「キーウ」へ変更され、母国語表記を重視する傾向があります。そうしたナショナリズムの流れが航空会社にも来るのでしょうか。
トルコ政府は2021年12月から、国名表記を「Türkiye(テュルキエ)」に統一すると発表し、国連は「Turkey(ターキー)」から「Türkiye(テュルキエ)」への変更を2022年6月に受け入れました。この流れから、エルドアン大統領がTwitterでターキッシュ・エアラインズの機体の表記を「"Türkiye Hava Yolları"と記される」とコメントし、変更の可能性が話題になりました。ただし、これまで「Turkish Airlines」のブランディングに多額が投資され、世界各地で通用するブランドに成長していると反対意見も多い様です。エルドアン大統領のTwitterは、ターキッシュ・エアラインのツイートをすでに削除しています。
日本語表記では2014年2月、それ以前の「トルコ航空」から現在の「ターキッシュ・エアラインズ」へ変更されました。その当時、グローバルなネットワーク定着にあわせ、日本語から世界と同じ英語の読み・表記に統一されました。今回、トルコ語表記になった場合、「テュルキエ・エアラインズ」または「テュルキエ・ハヴァ・ヨラリ」になるでしょうか。すべてトルコ語表記になると、慣れるまで時間がかかりそうです。