調布飛行場で「国産SAF」試験導入、新中央航空の定期便でも

調布飛行場で「国産SAF」試験導入、新中央航空の定期便でも

ニュース画像 1枚目:調布飛行場で新中央航空の機体にSAFを給油している様子
© 株式会社ユーグレナ
調布飛行場で新中央航空の機体にSAFを給油している様子

東京都の調布飛行場と伊豆諸島を結ぶ新中央航空は、2023年3月30日と31日にユーグレナ社が製造する国産バイオジェット燃料(SAF)を使用して、定期便を運航します。対象路線は、調布発着全便(調布/大島線・新島線・神津島線・三宅島線)の24便です。同社の保有機は、ドルニエ228型1機、ドルニエ228NG型が4機の計5機、このうち供給を受ける機体は4機としています。

また、ユーグレナ社は東京都との取組みとして、3月中、調布飛行場の共同給油設備にSAFを供給しており、希望する全ての利用事業者への給油を実施。アジア航測のセスナ208型、ビーチクラフト90 キングエア、共立航空撮影のセスナ208型、セスナ208B型や、空港内で使用する給油車両、電源車両、牽引車両へも供給しています。

ユーグレナ社のSAFは、使用済み食用油や微細藻類ユーグレナから抽出した油など、バイオマス原料から製造されています。分子構造が石油由来の燃料と同等であり、既存の内燃機関に負荷をかけることなく使用できるとのことです。

期日: 2023/03/30 〜 2023/03/31
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