日本航空(JAL)は2023年10月24日から、ボーイング777-200型機のラスト1機となった「機体記号:JA703J」の売却フェリーフライトに搭乗できるツアー「ラスト1機 ボーイング777-200ER退役チャーター ロサンゼルス」の発売を開始しました。出発日は12月12日(火)で、羽田空港から出発します。
ツアーは5月に「JA703J」よりも一足早く退役した「JA701J」の売却フェリーフライトに搭乗できる企画を実施し、大好評だったことから今回第2弾として発売するもの。前回同様、ツアーは同社の運航チームとパイロットらが企画した内容で、売却に際して「JA703J」の保管先となる、アメリカ・カリフォルニア州へ向かう羽田空港からのフェリー(空輸)便に、乗客を乗せて特別運航されます。実際には、保管先に旅客取扱設備がないため、ロサンゼルス国際空港(LAX)まで運航。乗客を降ろしたのち、改めて保管先までフェリーされるとみられます。LAX到着前には、“飛行機の墓場”ことヴィクターヴィルのサザンカリフォルニアロジステクス空港上空まで飛行し、ローパス(低空飛行)を実施。機窓から、世界中から集まった航空機が整然と砂漠に眠る姿を見学します。
また、羽田空港での搭乗前“機側撮影会”や、パイロットによるフライト実況解説なども予定。乗降用ドア横には、「THANKS! BOEING 777-200ER」のステッカーが再び貼り付けられるとみられます。
1次募集は、30日(月)23時59分までの受付です。2次募集も、11月7日(火)14時から9日(木)23時59分まで予定されていますが、1次募集で応募多数の場合、2次募集は行われない場合があります。その後抽選で参加者を決定。3日間コースと5日間コースが用意され、日本へ戻る復路便はロサンゼルス発の定期便を利用します。最安値はエコノミークラス利用3日間コースで 529,000円から、最高値はビジネスクラス利用5日間コースで 879,000円です。エコノミークラスでは、中央4人掛けの席と非常口座席は販売対象外です。
「JA703J」の定期便ラストフライトは、11月12日(日)のJL916便(那覇18時発、羽田20時15分着)が予定されています。