アメリカ空軍は2023年12月7日(日本時間)、鹿児島県屋久島沖でのCV-22オスプレイ事故を受け、CV-22全機を運航停止にすると発表しました。また、アメリカ海軍とアメリカ海兵隊も、事故機と同型機のCV-22およびMV-22の全機を運航停止とすることを明らかにしています。
事故は11月29日の14時40分ごろ発生。横田基地所属機が第353特殊作戦航空団(AFSOC)の訓練中に屋久島沖で墜落しました。4日には機体の大部分と乗員5名が発見されましたが、6日に捜索救難活動が終了し、その後残骸などの回収作業へと移行しています。予備調査報告では、機体資材の損傷が事故原因となった可能性を示していますが、根本的な事故原因が不明なことから、隊員の安全確保や追加リスク軽減のため全機運航停止が決定されました。
事故機に搭乗していた隊員8名は、全員死亡と断定し氏名や所属が公表されています。アメリカのバイデン大統領も弔意を表明しています。