屋久島沖で墜落した米オスプレイ、日米合同捜索チームが残骸大部分と搭乗員5名発見

屋久島沖で墜落した米オスプレイ、日米合同捜索チームが残骸大部分と搭乗員5名発見

ニュース画像 1枚目:アメリカ空軍のCV-22オスプレイ
© U.S. Air Force Senior Airman Eugene Oliver
アメリカ空軍のCV-22オスプレイ

アメリカ空軍は2023年12月4日、日米合同の捜索チームにより屋久島沖で墜落したCV-22オスプレイ残骸の大部分(主要胴体部分)と、事故に巻き込まれた5名の搭乗員と発見したことを発表しました。同日中に5名中2名の遺体を収容しています。合計8名の搭乗員のうち、海上保安庁がすでに1名の遺体を発見しており、残り2名の捜索が続けられています。

墜落したオスプレイは、アメリカ空軍の横田基地(東京都福生市)に所属するベル・ボーイングCV-22B型機。11月29日の14時40分ごろ、第353特殊作戦航空団(AFSOC)が屋久島沖で日常訓練を行っている最中に墜落ました。

機体や搭乗員の捜索は、日米合同で行われています。29日の事故直後から、陸上自衛隊の西部方面航空隊・高遊原分屯地(熊本県上益城郡)から2機のLR-2連絡偵察機が映像伝達のために出動。海上自衛隊の鹿屋航空基地(鹿児島県鹿屋市)から、第1航空群のP-1哨戒機2機、第212教育航空隊のSH-60K対潜哨戒ヘリコプター1機と、航空自衛隊の那覇基地(沖縄県那覇市)から、第603飛行隊のE-2C早期警戒機1機、新田原基地(宮崎県児湯郡)からは新田原救難隊のU-125A救難捜索機、UH-60J救難ヘリコプター延べ17機が捜索救難活動を行いました。陸自の地上部隊や海自の艦艇、海上保安庁の巡視船艇2隻、航空機1機も、捜索を引き続き実施しています。

アメリカ軍も捜索救難活動を実施しており、アメリカ海兵隊の普天間航空基地(沖縄県宜野湾市)所属MV-22オスプレイや、横田基地所属のC-130輸送機、空軍特殊作戦コマンドのC-146Aウルフハウンドなどが、奄美空港・種子島空港・屋久島空港へ着陸していることが報道されています。

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