国内・国際線旅客数2023年、コロナ禍からどのくらい戻った?国交省航空局発表

国内・国際線旅客数2023年、コロナ禍からどのくらい戻った?国交省航空局発表

ニュース画像 1枚目:羽田空港 第3ターミナル
© FlyTeam ニュース
羽田空港 第3ターミナル

国土交通省航空局は、2023年分の航空輸送統計速報を発表しました。国内定期航空輸送の旅客数は1億397万人で、国内航空会社が運航する国際線の旅客数は1,625万人でした。

国内線の旅客数は2022年比で30.7%増加。コロナ禍の影響で大幅に減少した2020年以来堅調に回復を続けており、2019年時点の旅客数(1億678万人)と比較すると、約97%の水準まで戻っています。路線別の旅客数では、東京(羽田)/新千歳線が約898万人で最も多く、続いて東京(羽田)/福岡・那覇・大阪(伊丹)・鹿児島線がトップ5にランクインしています。

一方、国際線の旅客数は2022年比で139.2%増となっているものの、2019年の旅客数(2,346万人)と比較すると約70%程度の水準にとどまっています。国・地域別で見ると、中国への旅客数が2019年と比較すると30%程度、中国・韓国以外のアジア諸国への旅客数も70%程度まで減少。これ以外の地域についてもほとんどの地域で2019年の旅客数を下回っており、国際線の旅客数はまだコロナ禍からの回復途上にあるようです。

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