今週は、明るい時間帯の羽田へやってきた中国の737貨物機が話題になりました。他にも、DHLのA300に変わって登場した新顔A330など、直近2025年6月20日〜26日の間に、日本の空港へ飛来し注目を集めた機体をピックアップして紹介します。
6月20日・羽田空港
大韓航空 ボーイング787-8型機 「機体記号:HL8508」
大韓航空が唯一保有する787-8(VIP仕様)が、羽田空港にやってきました。早朝にソウル(仁川)から飛来後、夜にソウル(金浦)へ出発しています。日本へは今年1月以来の飛来でした。
6月20日・羽田空港
ラスベガス・サンズ ボーイング737-700BBJ型機 「機体記号:VP-BTU」
羽田にラスベガス・サンズの737BBJがやってきました。13日ごろから新千歳空港や羽田空港で目撃されています。過去には747SPやL-1011トライスターなどを運用していた同社ですが、現在は767-300ERやA340-500、A319-100のほか、今回飛来した737-700BBJを5機運航しています。
6月21日・成田空港
プレミエア エンブラエルERJ-190-100型機 「機体記号:N227GV」
インドネシア・ジャカルタをベースとする、プレミエアの機体が成田にやってきました。5月24日以来の飛来で、たびたび日本へ姿を見せています。同社はERJ190のほか、ERJ145などを運航しています。
6月21日・静岡ヘリポート
静岡県消防防災航空隊 AW139防災ヘリコプター 「機体記号:JA139R」
静岡市消防航空隊 ベル412EPヘリコプター 「機体記号:JA119P」
静岡ヘリポート(静岡県)にて、「静岡ヘリポート見学会」が開催されました。同ヘリポートを拠点とする県や市の防災ヘリコプターによる、展示飛行が行われました。静岡県の防災ヘリコプター“オレンジアロー”や、静岡市の“カワセミ”などが登場しています。
6月21日・成田空港
スイスエア-アンビュランス ボンバルディア チャレンジャー650型機 「機体記号:HB-JWC」
スイス・チューリッヒを拠点とする急患輸送などを行う機体が、成田空港にやってきました。同社機は昨年10月に、羽田空港へ「HB-JWB」が飛来しています。
6月22日・米子空港
全日本空輸(ANA) ボーイング737-800型機 「機体記号:JA51AN」
中国・済南での重整備を終え、同日から運用を再開した同機ですが、特別塗装「スターアライアンス」から通常塗装に変更されました。これにより、737-800から同塗装が消滅しています。
【関連記事:“ちびアラ”ANA737-800「JA51AN」、通常塗装に…スタアラ塗装に幕】
6月22日・中部国際空港
エアー・ホンコン エアバスA330-200F型機 「機体記号:B-LKC」
ヨーロッパでDHL塗装を纏い「D-ALOS」として活躍していた機体が、香港に拠点を移して20日から運航を開始しました。翌21日には成田空港へ、22日にはセントレアに早速やってきています。エアー・ホンコン(DHL)の機体は、胴体に社名がペイントされていますが、移籍したての同機にはそれが無くヨーロッパ時代のまま運用されています。
6月24日・羽田空港
天津貨運航空 ボーイング737-800(BCF)型機 「機体記号:B-222R」
普段、関西国際空港へ深夜に飛来している同社機ですが、この日は何かしらの事情で中国・蕪湖宣州から早朝に羽田空港へ着陸し、その後本来の目的地である関空へ向かいました。
6月24日・関西国際空港
長竜航空 エアバスA320-200neo型機 「機体記号:B-1077」
昨年5月から運航を開始した、中国の劇団が演じる舞台をPRする特別塗装機が、関空にやってきました。特別塗装機の多い同社機では、新しいスペマが続々と登場していて目が離せません。
6月25日・中部国際空港
アイスランド航空 ボーイング757-200型機 「機体記号:TF-LLL」
世界一周旅行のチャーター機でお馴染み、「ナショナルジオグラフィック」塗装を纏った757がセントレアにやってきました。アメリカ・シアトルからアンカレッジを経由しています。同機の飛来は昨年9月以来です。垂直尾翼の塗装パターンが複数ありますが、今回は前回と同じ柄でした。
以上、注目の飛来機をピックアップして紹介しました。来週は、どんな特別塗装機やレアな機体が飛来するのか楽しみですね。近くの空港へ、飛行機を眺めに出かけませんか?