運輸安全委員会、ANAの787、「JA804A」の調査状況を発表

運輸安全委員会、ANAの787、「JA804A」の調査状況を発表

運輸安全委員会は全日空(ANA)の787、機体記号(レジ)「JA804A」の重大インシデントについて調査の進捗状況を発表しました。

JA804A メインバッテリー焦点となっているメインバッテリーは内部焼損により、山口宇部空港を離陸、上昇中にバッテリーの不具合を示す計器表示と、操縦室内での異臭が発生。ただし、フライトレコーダーの記録では、メインバッテリーの電圧は31ボルトと正常値を示していたとしています。

機体を確認したところ、客室与圧の制御のため空気の流量を調整する機体前方の電気室下にあるアウトフローバルブ、煙を検知、冷却ファンの故障した際に開放するクーリング ・オーバライド・バルブにも煙を排出した痕跡が確認されています。

また、メインバッテリーにはボックス上部にふくらみがあり、液漏れがしている状態。内部の状況は炭化している状態でした。すでにGSユアサでの調査、宇宙航空研究開発機構(JAXA)での検査など、引き続き原因の調査を進めるとしています。

※画像は運輸安全委員会の発表資料より

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